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beautydiary

徒然なるままに、「毛」の話。

PROFILE

奥麻里奈
奥麻里奈 ライター 1982年大阪府生まれ、獅子座、O型。へアビューティーの美容業界誌編集者を経て2013年独立、ライターに。美容に関しては、仕事柄時間もお金もかけてあれこれやってみた20代を過ごしたが、現在は①コスパ重視②いかに手間をかけずに最大限の効果を得るか、をモットーにしている現実派路線に移行。「健康は食と運動から」の基本に立ち返り、料理と散歩が日課。趣味は“アド街”散策。

「毛」で、人は変われるかもしれない。

今日、仕事に出掛けた先で、処理するのをすっかり忘れていたウデの毛を発見しました。ワキと脚は気にして処理していたのに、ウデとか指へのアテンションがすっぽり抜け落ちていました。「この人、ウデの毛生えてるし。ないわ」って思う人は結構いるでしょうね。実際、私も仕事で会った人に思われているかもしれません。

思い返せば「毛」問題に直面したのは中学に入ってから。今から20年ちょっと前くらいで、ダンス部に所属していた私は、文化祭で舞台に立って踊るにあたって、初めて生えてきたワキ毛をどうにかせねばなるまいと、母に剃ってもらったことを覚えています。

中学に入りたての頃は無防備だった女子たちも、だいたい中2くらいには剃ったり抜いたりするようになってきて、そういう話題を毎日飽きもせずよくしていました。ウデや脚の毛を一本一本抜いたりして、女子中学生は皆そこにものすごい関心と時間と労力を投入しますよね。

カミソリ負けもよくしていました。剃る前にクリームをつければ大丈夫なんですけど、横着してそのまま剃っちゃうんですよね。あれ何なんでしょうね(笑)。カミソリ負けどころか、お風呂場で血だらけになっていましたっけ!



「毛」の印象って、かなり大きいです。
それこそ、毛をなくすだけで一気に洗練されるというか。少女の口の上にうっすら生えている“口ひげ”があるかないかが、まだその子が子どもなのか大人の入り口に立ったのかを分かつようにも思います。口ひげって、剃るだけでそれまで全然かわいいと思ったこともなかった子が「じつはけっこう美少女だった」なんてことに気づかされたりもしますよね。鼻毛なんか一本ですべてを破壊するし!



当時は「アムラー」ブーム(※1990年代に安室奈美恵さんに憧れて細眉&ミニスカートが大流行しました)だったので、ほっそい上がり眉が激トレンドで、眉が細くて怖いほど“イケてる”勝ち組、みたいな空気が女子の間にありました(イケてるって言葉は今アリなんだろうか・・・?)。眉毛の形なんかいくらでも変えられるんだから、毛で勝つとか楽勝なやり方だなって今となっては思いますが。逆に言えば、眉とか髪って美容的にすごい“救い”のある部位かもしれませんね。顔立ちと違って自分でデザインできるから。

今は太眉が主流だし、“ベイビーヘア”という顔周りに薄く張りつくくるくるした(欧米の赤ちゃんの額に張りついているうぶ毛みたいな)ヘアスタイルがおしゃれ上級者の間でトレンドらしく、「毛」界隈はナチュラル志向になっているな~と感じます(反対に、メイクは赤いリップなどメイクしてます感満載の非ナチュラル志向ですが)。でもお手入れしなくていいわけじゃなくて、不要なところは取ってデフォルメして見せているんですよね。美容でいう「ナチュラル」は、人工のナチュラル。

もしウデの毛やすね毛、ワキ毛が流行る時代が来るとしたら、どんな生やし方になるんだろうな~・・・とかって、アホみたいな夢想ですが。この先どんな時代が来るかだけは分かりませんからね。

(中学生のときに買った貝印の毛抜き。もう20年もの。そしてこれからも使い続ける一生ものです。)

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