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special 年齢を重ねるごとに可能性が広がる!
経沢香保子さんの超ポジティブマインド

女性起業家として、その生き方まで多くの女性の注目を集める経沢香保子さん。社長として、女性として、母として。美容と健康に対するスタンスから、子育て、事業を通した社会貢献への思いまで、パワフルに輝く経沢さんの「今」をたっぷり伺いました。

profile

経沢香保子
経沢 香保子 株式会社カラーズ代表取締役 慶応義塾大学卒業。リクルート、楽天を経て26歳のときにマーケティング会社「トレンダーズ」を立ち上げる。2012年、当時女性最年少で東証マザーズに上場。2014年、新たに1時間1000円から即日利用できるベビーシッターサービス「キッズライン」の運営をスタート。「女性が輝ける社会を」という想いのもと、女性の新しいライフスタイルを提案している。一男一女の母。

最高のパフォーマンスを上げるために
健康管理は最優先!

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    経沢さんが起業したのは26歳のとき。多くの女性にとっては「起業」というと、とてつもないことのように感じると思いますが、ご自身ではどのような思いでしたか?
    「私は幼い頃から『自由に生きたい』という思いを強く持っている子どもでした。興味のあることは何でもやりたかった。でも、例えば子どもの頃ならピアノを習いたいなどと、やりたいことがあっても親の了承なしには何もできない。自由を得るにはどうしたらいいんだろう、と幼い頭で必死に考えた結果、小学4年生のときに出した答えは、経済的な自立でした。なので、私にとっての起業は人生の自由を手にいれるための手段という感覚です」
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    さらに2年前、2回目の起業でオンラインのベビーシッターサービス「キッズライン」を立ち上げました。今、すごくお忙しそうですね。
    「そうですね。でも私、1日7~8時間は寝ていますよ(笑)。寝ないと明らかに仕事の効率が悪くなりますから。週に1回は22時には寝たい。22時に寝られると、翌日の体調がすごくいいんです。体の調子やリズムによって寝られないときもありますが、そんなときでもなるべく寝るようにして、睡眠時間はしっかり確保します」
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    仕事をする上での最重要項目が、健康ということなんですね。
    「体が元気じゃないと仕事でパフォーマンスを発揮することは難しい。40代に入ってからますますそれを感じていて、今は週に1回、加圧トレーニングと溶岩ヨガを必ずやっています。社長という立場上、次々と考えて判断、決定していかなければならないときに、眠いとか体がダルいとかでは良い判断ができません」

運動で健康な体を維持すれば
美容の手間も必要最小限に

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    でもこれだけ多忙だと、運動の時間を確保することは大変じゃないですか?
    「通常の業務のほか、TV出演や取材など日によって予定が変わるので、その日その日で物事の優先順位も違ってきます。でも私の中で最優先させるべき子どもとの時間と運動の時間は、絶対に確保するように、動かせない予定として先に組み込んでしまう。社員には申し訳ないのですが、『今日はもう時間だから帰るね』と切り上げてしまうこともあります(笑)」
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    すごく颯爽としていてスリムなのは、運動の成果ですね。
    「加圧トレーニングは3年前から、トレーナの方に自宅へ来ていただいてマンツーマンでやっています。60分間のうち、最初と最後にストレッチを計15分、あとの45分間は加圧トレーニング。溶岩ヨガはマグマプレートの上で行うのですが、筋肉をつけながら汗をたっぷりかいてデトックスできます。私は大学生以来、ほとんど体重が変わらないのですが、体重はコンディションを映す鏡。見た目の美しさという以上に、最高のパフォーマンスを上げるためには体重管理は欠かせません」
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    お忙しい毎日で、セルフケアにかける時間も限られてくるのでは?
    「私は『美容は健康』だと考えています。だから健康であることが第一で、実はスキンケアとかヘアケアにはそれほど手をかけていないんです。体の内側が見た目に表れるので、まずは内側から整えること、つまり健康が大事。健康であれば肌も髪も潤ってツヤが増します。その分、外側からケアする手間を最小限にできて、結果的に時間もかからずラクだという(笑)」
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    経沢さんと言えば黒髪もトレードマーク。美しい黒髪の秘訣はなんですか?
    「信頼できる美容師さんがいて、その方に極力手間をかけなくて済むカットをしてもらっています。あとはその方のおすすめのシャンプーと、ヘアビューザーのドライヤー、コテを使っているだけ。とにかくツヤは重要なので、オイルタイプのヘア美容液も必須です」
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    毎日のスキンケアはどうされていますか?
    「家でのケアはヒアロジーの化粧水をつけてから、コラーゲンやビタミンC、ヒアルロン酸などの原液コスメをつけ、その後シートパックをして最後に馬油で潤いを閉じ込める、というのが基本プロセス。ヒアロジーは、最初の起業で美容クーポンサイトをしていたときに、何人かの皮膚科医の方から薦められたもの。肌への浸透がすごくいいんです。シートパックは特別なものじゃなく、ドラッグストアなどでたっぷり入って数百円で売られているタイプのもので、朝と夜の1日2回やっています」
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    他に何かスペシャルケアはされていますか?
    「30代後半からは月1回、美容クリニックでフォトフェイシャルとイオン導入をしています。40代ですので『若くありたい、きれいでいたい』というのは無理だし、年齢的にもセルフケアだけだと手が回らない部分もあるので、そうした部分はプロの手を借りています」

今は女性の生き方が変革するとき!
未来のためのインフラ整備

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    毎日お忙しい経沢さんですが、育児と仕事の両立はどうされているのですか?
    「娘はもう小学2年生なのでかなり楽になりました。私の母にも育児を助けてもらっていて、私の母が『母親』、私が『父親』みたいな感じ。あと娘自身にも役割を与えています。会社と同じように、家族でひとつのチームを組んでみんなで協力し合います」
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    キッズラインの立ち上げには、経沢さんの子育ての経験が関わっているのでしょうか?
    「私は3人子どもを産んでいますが、第一子が難病だとわかったときに、保育園にも入れられないし『会社を辞めるしかないのかな』と考えました。2人目、3人目のときも両立は大変で、お気に入りのベビーシッターの方を何人か見つけて、その方たちの力も借りていました。でもベビーシッター代はすごく高かったし、ネットで探すとどんな方が来るかわからない不安もあった。その頃の経験から『いつか安くて安心できるベビーシッターの仕組みを作る必要がある!』と強く思ったんです。それがキッズラインを立ち上げるベースになりました」
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    キッズラインのキャッチフレーズは「日本にベビーシッターの文化を」です。日本にはまだ子育てはママに全責任があるという風潮があり、ママ自身も人の手を借りることに抵抗がある人も多いですよね。
    「時代によって、何が常識かってどんどん変わると思うんです。だって、今は社会問題になるほど保育園が足りない状況ですが、20年前は保育園に通っている子のほうが珍しかったですよね。今は働くママが増えて、育児と仕事の両立に悩んでいる人が本当に増えている。みんな、協力し合って育児するという状況はわかっていると思います。だから、もっと利用しやすい料金で、安心して使えるベビーシッターサービスがあれば間違いなく広がるという確信があります」
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    未来の日本では、ベビーシッターが普通になっている、と。
    「10年、15年後には『育児パートナーとしてベビーシッターは当たり前』という時代がきっと来る。その日のための社会のインフラを作るつもりで、私はキッズラインをやっています。社会を進化させる仕事をしたいというのが私の信念でもあるので」

120歳まで“花咲かおばあちゃん”で
笑顔でいたい!

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    やりがいのある仕事に邁進しているのが、内側から輝いている秘訣なんですね。
    「若い世代の女性から、起業したいとかやりたいことがあるという相談をよく受けますが、失敗を怖がらずにどんどんチャレンジしてほしい。私は今40代で、正直言えば20~30代の若さがすごく羨ましいですよ(笑)。とは言え、年齢を重ねるにつれて『できることが増えている』という感覚は確実に大きい。それは若い頃の失敗経験があるからだと思っています」
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    生き方や仕事に悩む女性にエールを送るとしたら?
    「人生のパートナーは他でもない、自分自身です。他人の言うことを気にしすぎる人もいますが、言ったほうは無責任なもので、言った瞬間に忘れているはず(笑)。それを悩み続けて発酵させ、腐らせていたら時間がもったいない!」
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    経沢さんのお話を伺っていると、すごく勇気が湧いてきますね。
    「私、基本的にポジティブだと思います。同じことを悩み続けていると心が疲れて消耗しちゃう気がするから、できるだけ考えない。ブログを書くときもネガティブな言葉は使わず、人と会話するときもできるだけユーモアを忘れない。そう意識していると、健康状態もいい気がします。私、120歳まで生きる予定で(笑)、頭のキレは60~70歳、人脈は70~80歳がピークになるだろうと予想しています。私の人生のピークはまだまだ先です!」
  • ひとりひとりの女性が自分らしく、オーダーメイドの人生を送るために。経沢さんの新著『すべての女は、自由である。』(ダイヤモンド社 /1300円+税)。新しい女性の生き方指南書、必読です。
Photo:Akio Nakamura/Text:Nobuko Yusa
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