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special <後編>キーワードは「デコルテ隠し」!
山城葉子さんに訊くウェディング最新トレンド

海外のおしゃれなウェディングドレスを数多く取り扱い、予約は常に1カ月以上先という人気ドレスショップ「トリート・ドレッシング」。1号店の立ち上げ時からブランドのすべてに携わり、現在はブログなどでも人気の山城葉子さんにインタビュー。後編では、国内外のウェディング事情を熟知した山城さん自ら、最新の世界的トレンドをレクチャー。またトリートで扱う豊富なラインナップの中から、山城さんイチ押しのブランドもご紹介しちゃいます。

profile

山城葉子
山城 葉子 ブランドプロデューサー 東京都出身。2004年に株式会社Plan・Do・See入社。以降、ウェディングプランナーとして活躍。2007年、海外ブランドのドレスのセレクトショップ「THE TREAT DRESSING」立ち上げに、ブランドプロデューサーとして携わる(同ブランドは現在、全国に12店舗を展開)。2012年に独立し、「YOKO YAMASHIRO Designs」を設立。CEO兼チーフディレクターとして企業コンサルティングやショップのブランディングなど、ウェディング以外の分野も幅広く手がけている。

トレンドの主流は“クラシック”
露出控えめの大人っぽいデザインが人気

  • モードファッションと比べると、流行の移り変わりが比較的ゆるやかなウェディングの世界。ここ1〜2年は、モダンでありながらどこか古めかしい雰囲気を漂わせたデザインがトレンドなのだとか。山城さんが、数あるドレスの中から「これとかすごく可愛いですよ」と選んでくれたのは、モデルの梨花さんが自身の結婚式で着用したことで一躍有名になったNYのブランド「リーム・アクラ」のもの。
  • 「このドレスはいつ、何度見ても“あー、やっぱり可愛い!”と思ってしまうくらい、私もお気に入りです。デコルテ部分はチュール1枚という繊細さですが、最近はこんな風に肌を出しきらないデザインがとても多くて、どのブランドでも必ずといっていいほど出しています。一時期の主流だったベアトップよりも安心感があり、日本の花嫁さんにも人気ですね」

あのプリンセスとお揃い!
大胆なデザインは潔く、あえてラフに着こなして

  • 「ジェニー・パッカム」はイギリス王室のキャサリン妃が愛用していることでも有名で、ここで紹介しているのと同じデザインのドレス(色はターコイズブルー)を着ていたこともあるそう! 日本での正規取り扱いはトリート・ドレッシングのみ、というのもプレミア感満点。
  • 「ウエストまで届く深いカッティングが一番のポイント。どうしても胸もとがあらわになるので、どちらかというとグラマーさんよりスレンダーな人がお似合いになるかもしれません。露出しすぎが気になる場合は、下にレースをもう一枚重ねても可愛いですね。こういうクラシックなデザインは、ヘアやメイクはあえて作り込まずにさらっと着ると、ぐっとおしゃれにまとまります」

気分はまるでレッドカーペットを歩く海外セレブ!
お色直しはオートクチュールで

  • カラードレスというと、甘いパステルカラーにふんわりシルエットのいわゆる“お姫様ドレス”をイメージしませんか。自分が着るならもっとおしゃれでスタイリッシュなのがいい、そんな風に思っている大人の女性も多いはず。その夢、まさかのオートクチュールで叶います!
  • 「このシルバーのドレス、すっごく可愛いですよね。これも『リーム・アクラ』のもの。日本にはこういう、大人っぽく品のあるカラードレスがなかなかなくて。なのでトリートでは、例えば海外の女優さんがレッドカーペットで着ているのと同じ、一流ブランドのオートクチュールラインをカラードレスとして揃えています。大人の女性にも似合うドレスがたくさんありますよ」

旬のアイテム・ビスチェで
ほかの誰とも違う“私だけの一着”が完成

  • ドレス=すでに完成された一着、と考える人は少なくないはず。いえいえ、ウェディングドレスにはワンピース以外にもさまざまなアイテムがあり、自由にカスタマイズ可能なんです! なかでもトレンドのビスチェはデザインも豊富なので、思わず目移りしてしまうこと間違いなし。
  • 「ビスチェは今、どのブランドでも出しているトレンドアイテム。ドレスの上から羽織ることで肩からデコルテの露出を抑え、トレンドのクラシカルな雰囲気も演出できます。シンプルなドレスにビスチェを合わせることで、自分だけのコーディネートを作ることができるのでおすすめ。二次会の時だけ羽織って、変化をつけるのにも便利です」

アクセはインパクト&ちょっぴり遊び心のある
デザインがおしゃれ花嫁の近道

  • 「お花もいいけど、よりおしゃれに見せるならアクセサリーかな」と、山城さん。ドレスがクラシカルな分、アクセはデザイン性の高いものをチョイスしてバランスを。ネックレスにイヤリング、ティアラといった定番に、ベルトなどスタイリングのアクセントになりそうなアイテムも。
  • 「アクセサリーはほとんどがNYのブランド、あとはロンドンですね。シーズンごとに新作を出すウェディングブランドはもちろん、一流メゾンのコレクションを手がけるような小さなアトリエもいくつもまわって、文字通り足で探し、見つけてきたものばかりです。デコラティブなアクセサリーは、ドレスをとってもおしゃれに見せてくれます。和装にもおすすめですよ」
  • 「種類もアイテムもこんなにあると、みんな迷ってしまうと思われますよね。それが意外とそうでもなくて。インスタなどで情報を集めて、ちゃんと理想のイメージを持って来店される方が多いです。昔はウェディングドレスって合わせる靴もアクセも全部最初から決まっていたけれど、今はそうではありません。合わせるアイテムを変えるだけでもがらっと印象が変わるので、普通のお洋服と同じように、もっとコーディネートを楽しんでほしいです」
  • 山城さんがブランドとともに駆け抜けた10年間について伺った前編も公開中。困難にも葛藤にもポジティブに向き合う姿は、働く女性が思い描く理想そのものです。
Photo:Yuichi Iwaya(vale.)/Text:Megumi Yamazaki
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