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special菅野結以さん_もっと自由に生きていいよって、
伝えられる存在になりたい <後編>

独自の世界観と、内面の意志が滲むような強い存在感で支持されるモデルの菅野結以さん。インタビュー後編では、お待ちかねのうるうる美肌をつくるスキンケア法、誰でも可愛さ倍増のメイク術を伝授! さらには理想の女性像、29歳になった今の心境についても。大きな瞳がまっすぐ見据える“これから”は、同世代の女性をも勇気づけるような、期待と希望にあふれていました。

profile

菅野結以
菅野結以モデル、ブランドプロデューサー 1987年生まれ。14歳の時に雑誌の読者モデルとしてデビューし、以降数々のファッション誌で活躍。現在は『LARME』メインモデル、『with』ビューティーモデル。ファッションブランド「Crayme,(クレイミー)」、コスメブランド「baby+A(ベイビア)」のブランドプロデューサーとしての顔も。また豊富な音楽知識を活かし、ラジオ番組のパーソナリティーも務める。現在は「RADIO DRAGON -NEXT-」(TOKYO FM)に出演中。

コンプレックスがあるからこそ自分を磨いてこれた

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    前編のお話を聞いて、モノ作りにこれほど心血を注いでいるモデルさんは他にいないんじゃないかと思いました。どちらもきちんと両立されてるのが本当にすごい。
    「私、自分のことをモデルと言っていいのか未だにわからないです、劣等生なので。モデルとしては、私は私の理想とする姿にはなれないというか…。そういうコンプレックスがあるからこそ、モノ作りにここまで情熱を注げるのかな、って気もしますし。私は、すべての根源がコンプレックスや悔しさだったりするんですよね。たとえば美容やメイクが好きになったのも、それまで自分のことが大嫌いでコンプレックスの塊だった私を変えてくれたから。メイクで変われると気づいたことが、前を向くきっかけになったんです」
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    メイクが自分に前を向かせてくれる、そう気づいたきっかけは?
    「14歳で初めて雑誌に載ったときですね。誌面を見て“自分だけ全然可愛くない!”と絶望したんです。でもそのままじゃ悔しいから次号の撮影までにはもっと可愛くなろうと美容やファッションを研究して、次もまた“ああ、まだ全然ダメだ”って。今までずっとその繰り返しですね。でも、それでも続けていたらいつの間にか美容もメイクも詳しくなって、いつのまにか“美容番長”なんて呼んでもらえるようになったり。たぶん最初から自分のこと好きだったら、美容もファッションも何ひとつ突き詰めることはできなかったです」
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    でも14歳から読者モデルで活躍していたら、周りが騒ぎませんでしたか? 可愛い、きれいとたくさん言われて、コンプレックスなんて気にならなくなるんじゃないかと。
    「うーん…。私はそういうの、正直よくわからなくって(笑)。最近はそれでも視野が広がってきたほうだけど、これまでずっと“仕事は、自分との戦いでしかない”と思っていたから。だから人がなんて言ってるかとか、周りがこうしてるから自分もとか、考えたことがなかった。私がしたいからする、という感じだったので」
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    なるほど。前編では、独自の世界観を「これはもう性(さが)としか言えない」とおっしゃっていました。周囲からの視線や声が気にならなかったのは、早いうちに自分の世界を確立していたから、というのもあるのかなと思うのですが。
    「そうですね。例えば音楽なら当時はモー二ング娘。とかが流行っていたけど、私はあまり聴けなかった。今聴けばどれもいい曲ってわかるし、つんく♂さん天才だな、って思うんですけど。あの頃は、流行ってるからってみんなが同じ曲を聴いているのはなんか違うな、と。もっとほかにもいいものがあるのにって思いながら、人と違うものばかり聴いていた。ちょっとひねくれてたんでしょうね」

美しさの要は肌。お手入れは“気持ち”も大事!

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    ではここからは“美容番長”として、長年培ってきた美容の知識を教えてもらいたいと思います。菅野さんが一番重視している顔のパーツはどこですか?
    「肌ですね。どんなメイクをするにしても肌の美しさは必ず関わってくるし、逆に肌がきれいなら7割は完成、それだけで美人に見えるというか。『色の白いは〜』ならぬ『肌がきれいは七難隠す』だと思います、ほんとに。それに美肌が一番、一日やそこらでは作れない、日々の積み重ねがモノをいう部分だと思うので」
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    毎日本当に忙しくされてるのに、その美肌はどうやってキープしているんですか? スタイルブックの制作中に、Twitterで「今日で4徹」ってつぶやいてたこともありましたよね。
    「びっくりしましたよ、人間ってこんなにも寝ないで生きていられるんだ! って。でもあのときはさすがに老けたなと思いました、目の下のクマとかすごかったから(笑)。もともとは荒れやすくて、ちょっと油断すると粉がふいてしまうくらいの乾燥肌なんです。だから肌も昔からすごいコンプレックスで、10代の頃からいろいろなものを試しました。でもおかげで自分に合うものを見つけられたので、今は安定している感じですね。」
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    自分に合うものとは、化粧品ですか?
    「私、化粧水が…(しばし沈黙)、すごく、好きなんです。あはは、タメて言うことではないんだけど、どれだけ好きかを言おうとしたら言葉が出てこなかった(笑)。私は、内側から水がにじむような肌を目指しているので、美容液やクリームよりなるべく水分で保湿するようにしています。なので化粧水はほんとにバシャバシャ、毎日浴びるように使っていますね。睡眠時間を削ってでも化粧水は欠かさない、みたいな。これじゃもうどっちがいいんだかって感じですけど(笑)」

菅野さん愛用の化粧水がこちら。左から、ライスフォース ディープモイスチュアローション、SK=Ⅱ フェイシャル トリートメント エッセンス。

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    ひたすら化粧水”というシンプルなケア方法は正直、意外でした。てっきり、ものすごくいろいろやっているんだろうなと。
    「あと、肌って、“こんなに手をかけてあげた”みたいな気持ちがけっこう出ると思うんです。逆に、きちんとお手入れできてない罪悪感があると肌も余計ダメになる気がしません? “きれいになれ〜〜”って思いながらやるとやっぱり違うし、この化粧品はいいって信じて使うと、効く」
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    それ、すごく分かります。初めて使う化粧品って、試すような気持ちよりちゃんと信じて使った方が、なぜかきちんと効果が出るという。
    「ありますよね! だからお手入れのときはめちゃめちゃ気持ち入れるし、どんなに疲れていて眠くても、顔洗ってそのままパッと寝るって気にはなれないんですよね」
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