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今だから言えるトリートメントの裏話

PROFILE

奥麻里奈
奥麻里奈 ライター 1982年大阪府生まれ、獅子座、O型。へアビューティーの美容業界誌編集者を経て2013年独立、ライターに。美容に関しては、仕事柄時間もお金もかけてあれこれやってみた20代を過ごしたが、現在は①コスパ重視②いかに手間をかけずに最大限の効果を得るか、をモットーにしている現実派路線に移行。「健康は食と運動から」の基本に立ち返り、料理と散歩が日課。趣味は“アド街”散策。

美容室のトリートメントは意味があるのか問題


実は美容室に行っても私が絶対しないメニュー。それはトリートメント、です。10年くらい前、取材先の美容師さんから聞いた話がきっかけです。


当時、とある洗い流さないトリートメント商品がめっちゃツヤツヤさらさらになるということで大流行していたのですが、同じシリーズで美容室でのトリートメントメニューも登場し、それが気になっていた私は、ヘアケア分野に強いその人に質問したのでした。

「◯◯◯◯◯のトリートメントメニューってやっぱりいいんですか?」
「うーん。美容室でトリートメントを1回やったから劇的に変わるということはないです」
「え…! そうなんですか!? 月1回くらいは美容室でトリートメントした方がいいってよく聞くんですけど」
「それはお好みで、ですね」
「じゃあ何をするのが一番いいんですか?」
「一番大事なのはやっぱり毎日のホームケアです」

チーン。

打ち砕かれました、甘い幻想を。何と言っても美容室のトリートメントは4、5千円もするのだから、社会人になって年数も浅かった当時の私にはちょっと手の出しづらい、魅惑のメニューだったわけで。さぞかしその効果はすごいんだろうなと夢見てましたよ。だけど結局、「日々の努力がものを言う」と地味で真実味のあることを言われ、夢は潰えたのです。





髪というのは生きておらず死んでいる細胞で、いったんダメージを受けるとその部分が元に戻るということはありません。CMでも「髪を修復」と言ったりしていますがそれは「傷んだ部分をカバーする」という意味合いで、しかも一過性のもの。つけても洗うと落ちます。ということは、できるだけ傷ませないようにすることが髪の質を保つ唯一の方法。摩擦や熱や紫外線を回避することが何よりの薬、なのですね。




だから、私の場合、お金をかけるなら美容室のトリートメントメニューよりも毎日使うヘアオイルにかける(だってたった1回のために何千円も払えない!)。し、シャンプー回数も少ない方が摩擦を防げるから毎日は洗わない(2日に1回)。



(私が好きなヘアオイルのうちの1つ、ディーセス エルジューダ)

じゃあ美容室のトリートメントメニューは意味がないのか? という疑問が湧きますが、ドーピング的な意味ではアリ、とは思います。「ここ1番!」の勝負時、たとえば、決めたい相手とのデートだとか、パーティーのときだとか、人前に出てプレゼンや司会をするときだとか、あとはTVに出るときだとか(学生時代、美容室の受付バイトをしていたのですが、短いスパンで定期的に来る芸能人のお客さんがいました)、美容室トリートメントはツヤツヤ最強。あと、美容室で髪がツヤツヤさらさらになったら女が上がった気がしてテンション上昇、そういう気分や体験を買う、というのもひとつあるかな、と。そういう意味でも美容室って魔法をかけてもらいにいく場所ですよね(魔法って時間が経ったら解ける、という意味も含めて)。

あくまで個人の一意見ということでご了承くださいませ!




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