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永富千晴が指南! 特別な夜をもっと盛り上げる
下着と香り、マリアージュの法則

もうすぐ心高鳴るイベントシーズン。大好きな人と過ごす特別な夜は、下着も香りも、肌に纏うものはすべて抜かりなくおしゃれしたいですよね。自分の魅力をもっと輝かせて、2人の距離をぎゅっと縮めるにはどうしたら? 美容ジャーナリストの永富千晴さんに、下着と香りのちょっぴり上級な組み合わせ方を教えてもらいました。

 

PROFILE

永富 千晴
永富 千晴 美容ジャーナリスト 女性誌の美容担当編集の経験を経て、ビューティーコンサルティング事務所、(有)Jビューローを設立。2003年には、美容ジャーナリスト初の美容コミュニティサロン「club C.」をオープン。現在は、各女性誌、インターネットなどで連載、プランニングのほか、イベント、ラジオなど多方面で美容コメンテーターとしても活躍。

自分に合った香水選びのコツは「一晩寝かせる」こと!

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    下着も香りも、どちらもとってもパーソナルなもの。下着が自分のサイズにぴったり合っていることが大切なように、香りだって自分にぴったりのものを選びたいですよね。組み合わせを考えるその前に、失敗しない香水選びのコツを教えてください!
    「私が香りを選ぶときの基準にしているのは、その香りを纏ったまま一晩寝て、朝起きたときの残り香がどういう状態かということ。人ってそれぞれ体臭を持っているから、一晩経って自分の身体と馴染んだあとは香り立ちもまったく変わってくるのね。起きたときもいい香りだなって感じるものなら、長時間つけていてもきっと大丈夫」
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    たしかに、これすごくいい香り! と思ってつけていても、だんだん香りに酔ってきてしまうとき、ありますもんね。
    「でしょ? 私たちがよく「香りはちゃんと試してね」って言うのは、そういう理由もあるの。この選び方なら自分の好みの香りもよくわかるのでおすすめです。
    あと、天然の香料を使ったものはやっぱり香り方が全然違うので、親密な関係の相手と密接な空間にいるときはそういうのを選んだ方が自分にも相手にも優しいと思う。なぜかというと、天然香料は香りに透明感があるから、たとえ多めにつけちゃっても香りに酔うことが少ないのね。
    男性は女性のように香りに慣れていない分、「俺、この香りダメ」って反応もしやすいし、そのくせ嗅覚という部分では女性よりも鈍かったりするから、つけ方が控えめすぎると香りの存在そのものに気付いてもらえない、なんて残念な結果にも。ちょっと多めにつけても大丈夫なように中味の質にはこだわっておくと、いざというときも失敗しないはず!」

自己主張×相手の好み×目指すゴール
=理想のマリアージュ!?

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    ではいよいよ、組み合わせについえ考えていきたいと思います。まずは下着のタイプを決めて、そこに香水を合わせていこうかと。今回のようになりたいイメージに合わせて香りを選ぶとき、コツや方程式みたいなものはあるのでしょうか?
    「コツというよりもね、“この日は特別”って思いがあるなら、その相手とどう仲良くなりたいのか、2人にとってどういう日にしたいのかをよく考えてみた方がいいと思うの。
    そして自分が見せたいのは『普段はおっかない表情もしてるけど、実はいい女の部分もありますよ』なのか、『こんな風におしゃれしてみたり、ちょっとはかわいいとこあるんです私だって』なのか。その照準をどこに合わせるかによって変わるし、『俺はこういうのが好き』って希望が相手にあるならそこも考えなきゃいけない。自分の主張と相手の好み、その日に目指すゴール、この3つを考えれば、どれを選べばいいかはおのずと決まると思うのよ。相手があるからこそ迷いがちだけど、ここは冷静に計算高くいきましょ!」

白レース清純系×あえての女っぽい香り

  • 「白レースの下着って、男性に対してまさに鉄板な存在。年齢職業関係なく、誰もを受け入れる懐の深さがあるというか…。そこにあえてジャドールを、と思ったのは、あんまり清純すぎてもつまんないから(笑)。香りだけはとことん女っぽくして違う表情をチラつかせた方が、意外性があって素敵じゃない?
    もうひとつはシチュエーションが限られるのだけど、シャワーを浴びてから下着をつけるって流れが可能なら、ジョー マローンのボディソープがおすすめ。これ、びっくりするくらい、いい匂いなの! スキンケア効果もあるから保湿とかもできちゃうし、ほかに香りを重ねなくてもこれだけでOK。神々しさすら漂うほどよ。もし彼のおうちでデートするなら、当日にこれを持ち込んで、っていうのもアリだと思うな。
ディオール/ジャドール トゥッシュ ドゥ パルファン
ジョー マローン ロンドン/ミモザ & カルダモン ボディ & ハンド ウォッシュ

黒or濃色のイイ女系×さらに色気を重ねる香り

  • 「下着に黒とかの、わりと強い色を選ぶということは、やっぱり“イイ女”っぽい雰囲気を狙ってくってことよね? それなら香りも同じトーンで合わせて、相手の期待にとことん応えてあげるべきかなと(笑)。ブルガリもクルジャンも、その意図をストレートに伝えてくれる香り。付き合いが長いカップルのマンネリ打破にもぴったりじゃないかしら」
ブルガリ/オムニア アメジスト オードトワレ
メゾン フランシス クルジャン/ア ラ ローズ オードパルファム

淡色パステルの癒し系×絶対的な清潔感のある香り

  • 「強い香りでインパクトを狙うと下品になりそう…。ここは清潔感のある香りがいいと思います。となると、ある程度自分のキャラが立っていることが重要だから、ある意味上級編ね。上品にまとまっちゃう可能性もあるけど、あまり勝負してます感は出したくないときや、年上の人とのデートにはいいよね。下着も、ブラはパットなしのタイプにしたり、サテンのキャミソールとかを合わせて、普段と違う雰囲気を演出してみて」
ジョー マローン ロンドン/ミモザ & カルダモン コロン
ディプティック/オードトワレ ヴォリュート

柄ものキュート系×美味しそうと思わせる香り

  • 「女の子っぽい感じの下着は、甘くお菓子みたいな香りでとことんキュートに攻め込みましょう。ローラ メルシエのボディウォッシュと、もうひとつは実はこれハンドクリームなんだけど、ボディにも使えるくらいすごくしっとり。膝とかにちょっと使うと甘い香りがふわっと立ち上がって、さりげなく女の子っぽさをアピールしたいときにおすすめ!」
ローラ メルシエ/シャワーバス ピスタチオ
ローラ メルシエ/ハンドクリーム アンバーバニラ

特別な日にこそ挑戦したい! 香りのレイヤード

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    とっておきの下着をつけるとなれば、ボディケアだって当然念入りになりますよね。ボディクリームなどの香りを生かして、レイヤードを楽しめればと思うのですが。
    「初めてでもやりやすいのは、ボディクリームと香水を同じ香りで揃えるパターンね。これは間違いない。あと、アロマセラピー アソシエイツのボディクリームにさっき話したクルジャンとか、もしくはディプティックのローズ。同じローズでもちょっとテンションが違うもの同士を重ねてみるとかね」
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    やっぱり同じローズ系ならしっくり合うとか、法則はあるんですか?
    「うーん、でも最近の香水って、よっぽど個性的だったり香り立ちの強いもの同士でなければ、重ねてもそんなにケンカすることはないんです。香りも人間と一緒で、多少でも協調性ありそうなコならほかと組み合わせても大丈夫のはず(笑)」
アロマセラピー アソシエイツ/リニューイング ローズ ボディ ベルベット
メゾン フランシス クルジャン/ア ラ ローズ オードパルファム
ディプティック/オードトワレ オー ローズ

たまには自分に正直に、“女”のスイッチ全開にして

  • 「ただし付ける場所は重要。香りは下から上に立ちのぼるから、身体の下部分に強めにつけておくの。例えば、ボディクリームは全身に塗るとして、メインにしたい香りは膝とか身体の下の部分に、アクセントにしたい香りは手首や背中にちょっとだけ、とか。そうすると香りが下からふわっと上がって、いい感じに全身を包んでくれるから。
    もし、ヤバいつけすぎた! と思ったら、潔く一回シャワー浴びちゃえばいいんです。そうするとトップノートがバーッと飛んで、逆にいい具合に馴染んでくれるの。だから失敗を恐れず、好きなように組み合わせてみて」
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    なるほど、勉強になります! 今回教えていただいた香りの組み合わせって、永富さんが普段から実践されているものなんですよね。
    「もちろん、でもこれはごくごく一部。ちなみに、最近一番ヘビロテしてるやつは家に置いてきちゃった(笑)。それだけはナイショです!」
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    え〜〜! それぜひ知りたかったです(笑)。今回テーマにした「下着と香りの組み合わせ」、まさに特別な日のおしゃれって感じがしますが、永富さんはいかがでしたか。
    「たしかにこれって、おしゃれの中でもかなり上級な方だと思う。でも特別な日だからこそちょっとだけがんばって、普段はなかなかできないおしゃれを楽しんでほしいです。下着や香りのようなパーソナルなものにこだわるのって、自分を大切にすることにもつながるから。それに、自分と過ごす時間のためにあれこれがんばってるのを見て、それを嫌がる男性なんていないと思うの。たまには“女”のスイッチ全開にして、自分の気持ちに正直になる日があってもいいですよね」
Photo:Yuichi Iwaya(vale.)/Text:Megumi Yamazaki
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